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電源選びのコツ―EZ-Cable(着脱式ケーブル)を採用しない理由―
  ケーブルが着脱できるメリット 2005.0301
 
  • 必要なケーブルだけ挿せばいいのでケース内をスッキリできる。
  • 上記によりケース内のエアフローが少し良くなる。
  • 将来的に新しいコネクタを追加する事ができる。
  • (出力電圧が既存のコネクタと合致している事が条件)
 
  ケーブルが着脱できるデメリット 2005.03.0111
 
  • コストが高い。
  • コネクタ接点部が増えるのでノイズがのりやすくなる。
  • コネクタ接点部が増える事で、ケーブル端の電圧が下がりやすくなる。
  • (電圧降下によりOSが起動しないなどの現象がおきる)
  • コネクタを挿し間違える可能性が増す。

デメリットの部分を考えてみると、ノイズがのりやすい件については、 各ケーブルにシールド加工を施している製品もありますが、肝心のコネクタ部にまではかかっていません。 従って、一番ノイズがのりやすい部分のノイズは低減できていません。
また、接点部が増えると、例えば電源内部ではきちんと3.3Vでているのに、M/Bに届く頃には3.2Vになってしまうという現象が起きやすくなります。
Topower社ではこの問題に対し、FeedBackラインを追加して電圧を監視し、必要に応じて電圧を調節するという技法を用いていますが、現在市場に出ているデバイス用ケーブルのみを着脱可能にした電源にはFeedBackラインは入っていません。 これらの事から弊社ではまだ採用していません。
上記の事を踏まえて、将来的には販売するかもしれません。 その際には、ユーザビリティと安全性・安定性の共存した電源をご提供したいと思っております。

 
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