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カテゴリー > SilentCool

SilentCool 外観 / 寸法

SilentCool430 / SilentCool530

本体外形寸法(幅W X 奥行きL X 高さH)
(W) 150mm X (L) 140mm X (H) 86mm
SilentCool430/SilentCool530
SilentCool430 / SilentCool530

SilentCool630

本体外形寸法(幅W X 奥行きL X 高さH)
(W) 150mm X (L) 150mm X (H) 86mm
排気面の寸法は、
SilentCool430、SilentCool530、
SilentCool630共に同一です。
SilentCool630
SilentCool630


SilentCool 外観 / 寸法

■ SilentCool430改は、ここが変わった。

  • SilentCool発売以降、改善の為の研究を重ね、ICチップをバージョンアップしました。
  • ICチップのバージョンアップにより電源内部の発熱を更に抑え、より高効率に、より安定動作するよう改善されています。
  • 最大効率が82%にUP
  • 低電圧対応もAC88V〜に改善
  • CPU用+12Vコネクタが4pin+4pinにバージョンアップしました。


SilentCool 実機テスト

SilentCool430(定格350W)で、どの位のPCシステムまで稼働するかやってみました。

 私はこの検証を始める前までQ6600のPCシステムが、定格350Wの電源で動作するとは思っていませんでした。
ところが、Q6600のPCシステムにSilentCool430を組み込んでみると稼働したのです。3Dゲームのベンチマークテスト※1を動かしてみても落ちる事は有りません。正直驚きました、このクラスのPCシステムは定格500W電源以上でないと動かないと信じていましたから。
 直ぐに疑問が沸きました。計算上ではなく、実際にこのシステムが消費している電力はどの位なのだろう。さっそく市販のワットチェッカー(2000MS1)で計測してみると、待機時 145W、起動時ピーク 176W、3D負荷時169W-175W-210W(Low-Average-MAX)でした。この数値から、このPCシステムはMAXでも200W※2の電力を必要としていない事が分かります。定格350WのSilentCool430でも十分に動く事に納得できました。
 当然SilentCool430でどの位のPCシステムまで動かせるのか?という興味がわいてきます。このシステムで消費電力を上げるには、OC(オーバークロック)かビデオボードを変える方法が手っ取り早いしょう。しかし、OCだと負荷状況の明確さに欠けます。また、落ちた原因がOCのせいなのか電源のせいなのかもハッキリしません。そこで、PCI-E 6pin1結で動作する消費電力の高いビデオボードを取り付ける事にしました。
 ELSA GLADIAC 988 GTS 512MB(メーカー公示:最大消費電力145W)このビデオボードに変更して同じシステムで試しました。結果は、SilentCool430で稼働しました。ちゃんと動きます。このシステムでの動作検証は8時間程しかやっていませんが、その間デスクワークに支障をきたすことは有りませんでした。ただ、このPC構成時の消費電力は、待機時 185W 起動時ピーク 214W 3D負荷時 225W-235W-279Wです。通常使用時の表示消費電力が待機時で185Wです、普通に使用しただけでSilentCool430での稼働率が50%を軽く超えそう※3です。音の事や耐久性の事を考えると、このビデオボードを使ったシステムにはSilentCool530(定格450W)のほうが妥当※4だと思いました。

 

 以上の検証において、定格350WのSilentCool430で稼働するシステム構成に、示唆を提示する事が出来たと思います。

この検証を通じて感じた事をまとめます。

・どうやら、現在のPCシステムは計算上の消費電力と実際の消費電力に大きな差があるらしい。
今回テストしたPCシステムは自作PCのなかでも普及率が高いQ6600のCPUを使用した物です。また、このQ6600は消費電力が高い部類のCPUになります。それでも、オーバークロックやRAID環境で使用しないのであれば、有る程度のビデオボードを使用してもSilentCool430でシステム構築をできることが分かります。Core 2 Duoなら、さらに消費電力が低いので一般的なPCシステムは、殆ど稼働するのではないだろうか、という結論になります。まぁ、実際には消費電力の実測をしなければなんとも言えませんが、理屈的にはこうなるでしょう。

・SilentCoolは本当に発熱が低い。今回の実機テストでは電源をケースに組み込む事はしていません。組み込んでしまうと電源の発熱なのか、それとも、その他の機器の発熱の影響なのか分からなく成ってしまうからです。それでも、3時間以上の動作検証をすれば今までの電源は殆ど「熱く」成りました。3時間程度稼働させて熱くならなかった電源は1000W電源とSilentCoolくらいです。まぁ、SilentCoolは8時間後でも熱くなりませんけど。

今回使用したシステム構成
power supply SilentCool430
Processor Core 2 Quad Q6600 @ 2.40GHz (4 CPUs)
System Model P5K Premium
Memory 8190MB RAM
Card name ELSA GLADIAC 786 GTS 256MB(GeForce 8600 GTS メーカー公示:最大消費電力71W)
Drive:C 152.6 GB ST3160815AS ATA Device
Drive:D 152.6 GB ST3160815AS ATA Device
Drive:E PIONEER DVD-RW DVR-212 ATA Device
OS Windows Vista 64 Home Premium Service Pack 1
アイドリング時-145W システムロード時-MAX176W 3Dゲーム時169W-175W-210W(Low-Average-MAX)

追加負荷時に使用したビデオボード PCI-E 6pin 1結
Card name: ELSA GLADIAC 988 GTS 512MB (GeForce 8800 GTS メーカー公示:最大消費電力145W)
このビデオボードを組み込んだ場合の消費電力
アイドリング時-185W システムロード時-MAX214W 3Dゲーム時225W-235W-279W(Low-Average-MAX)

    
※1
3DゲームベンチマークにはCAPCOMのDMC4(DEVIL MAY CRY4) とLostPlanetを使用しました。
LostPlanetをウィンド表示にして起動、同時にDMC4を起動させました。LPのウインド表示の以外の設定はデフォルト、DMC4の設定もデフォルトです。デフォルト以上に設定を上げると消費電力が下がってしまいます。両方DX10で稼働。
GLADIAC 988 GTS 512MB使用時の上記システムで、DMC4単体起動デフォルトでRANK Sになります。
GLADIAC 786 GTS 256MB使用時の上記システムで、DMC4単体起動デフォルトでRANK Dになります。
※2
ワットチェッカーで表示される電力は、PCシステムが消費している電力ではありません。そこに表示される数値に電源の電力変換効率を掛けた値がシステムで消費される電力です。ワットチェッカーの値はあくまでも、PCシステムの消費電力の目安数値です。
その理由は、PCシステムの消費電力は一定ではなく流動的です。また、電源の変換効率も一定ではなく可変式です。そのため、ワットチェッカーの値から正確にシステムの消費電力を測定する事は不可能なのです。
ただし、ワットチェッカで表示される数値は実際に消費されている電力で、この値が電力会社に請求される電力です。従って、変換効率の良い電源はこの数値が低くなるので経済的にもエコにも貢献できます。
※3
パソコンとして稼働している時の電源に掛かる負荷状況を正確に測定する方法ありません。あくまで推測になります。
※4
PCシステムの消費電力に見合った適正な電源を使用すると、トラブルが起りにくく成ります。また、定格の低い電源にすれば、待機時の消費電力も下がる可能性があります。例えば、ネット専用に作った消費電力の少ないシステムに定格の高いの電源を組み込んでしまうと、待機時の消費電力が上がるだけでなく、思わぬトラブルを招いたりもします。

使用環境によってSilentCoolを選ぶ時のポイント

・PCI-Eコネクタ
SilentCool630はPCI-E 6pinコネクタが2ヶ、SilentCool430/SilentCool530にはPCI-E 6pinコネクタが1ヶ付属します。
SilentCoolにPCI-E 8pinは付属しません。

・SATAコネクタ数

SilentCool430は3ヶ、SilentCool530は4ヶ、SilentCool630は6ヶになります。
システム構成に合わせてご検討下さい。

「SilentCool実機テスト」の但し書き: 「SilentCool実機テスト」の内容は事実に基づき書かれています。ただし、同一の機材においての、動作保証や数値の再現保証をしている訳ではありません。電力環境や構成パーツのロット、使用頻度によっても再現されない可能性があります。また、文中での当社製造販売している商品以外についてのお問い合わせには一切お答えできません。(文/安間友昭)

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