性能と安全性。コストパフォーマンスをも極めた1台。

+12Vオートセレクトシステム
+12Vオートセレクトシステムは、+12V出力の使用状況に応じてラインをSPLITとCombinedに切り替えます。つまり、SPLITでパソコンが起動中に+12V1側の消費電力が足りなくなった場合、自動で電源がラインモードをCombinedに切り替え、システムダウンを防ぐのです。
電源を通常時SPLITで使用している理由は、高消費電力CPUが電力不足にならないようにするためです。最新のCore2やAM2など消費電力を抑えたCPUをSPLITで使用していると、+12V2ライン上に”あまった電力がある状態”になります。この”あまった電力”をCombinedで使用すれば、出力が小さい電源でもその電源の最大消費電力の総和に見合った、RAID、SLI、CrossFireなどのシステムで使うことが出来るわけです。
+12Vラインとは、接続デバイスの大半が必要とする電力ラインです。
SPLIT＝SPLIT モードとは、+12V出力を+12V1ラインと+12V2ラインの2系統に分割し、それぞれ独立して電力供給します。その際、+12V2ラインはCPU専用の電力供給ラインとなり、+12Vラインの約半分の電力をCPUへ供給します。CPU以外のデバイス、ビデオボードやHDDドライブなどには、+12V1ラインから電力が供給されます。
Combined＝Combined モードとは、+12V出力を1系統に統合して電力を供給するモードのことです。

最新のCPUから既存のCPUまで幅広い対応
最新のCore 2 Duo、Athlon64 FX-62から、サーバー用CPUのXeon､Opteronもこれ1台で対応できます。
メインケーブルはデファクトスタンダードの24(20+4)pinジョイント式コネクタ。Xeon､Opteron等のCPUを搭載するEPS12V規格のM/Bで使うために必要な8(4+4)pin 12Vケーブルもジョイント式コネクタになっています。
TAO-530P5RZはATX12V M/BでもEPS12V M/Bでも使えるワンランク上のハイブリット電源です。

TAO SILENT TECHNOLOGY
効率の良い電源冷却を追求し、8cmファンを前後に設置（ストレートファン配置）し、内部のヒートシンクの向きに沿うエアフローを作ることによって、電源の冷却効率が非常に高くなりました。
冷却効率が上る事によって電源内の温度は下がり、2基のファンの回転数を低く抑える事ができます。ファンの回転数を低くすることが出来るので静音性も向上します。
ストレートファン配置には、もう一つ大きなメリットがあります。それは、PCケース上部に篭った熱を効率よく吐き出せる事です。一般的なPCケースだと電源の設置場所はケース内上部になります。下部吸い込み式の電源冷却方式だと、どうしてもPCケースの上部に熱が滞留する場所が出来てしまいます。ストレートファン配置のTAO-530P5RZでは、その滞留部分からエアーを取り入れるのでPCケース内に篭った熱を残らず吸い込み、外に吐き出せるのです。
TAO SILENT TECHNOLOGYでは、電源に搭載された温度センサーを使って、ケースファンの回転数を管理する事が出来ます。電源から直接ケースファンに電力供給し、電源内の温度に応じてケースファンの回転数を制御するのです。PCシステム全体の冷却と静音化に配慮した機能です。

ハイエンド・グラフィックユーザーに完全対応
ハイエンド・グラフィックユーザー必須のPCI Express 6pinコネクタ電源ケーブルが2本付いています。SLIやCrossFireシステムにももっとも良い状態で電源を供給できます。
このPCI Express 6pinコネクタ電源ケーブルには、REMI機能を搭載しています。REMI機能は、リップル・ノイズ(RIPPLE Noise)を49％以上カットし、ビデオボードからのRF干渉も緩和させる効果があります。
より綺麗な高速描画と、システムの安定性を求めるユーザーにとって最適な機能です。

鉄壁の電源供給
　日本の家庭用電源は100Vで供給されています。これは、東・西日本どちらも同じはずです。しかし、一般家庭ではエアコンや冷蔵庫などの動作中に一時的に電圧が90V付近まで落ちてしまうといった現象がごく自然に発生しています。そう、常に供給電力が100Vであるとは限らないのです。これではパソコンの動作が安定しないとか、頻繁にフリーズしてしまうなどの症状が発生したとしても不思議ではありません。
TAO-530P5RZにはPFC回路が搭載されていて、88V〜250Vのワイドレンジで入力電圧をサポートします。PFC回路搭載ですから、高調波にも対応しています。日本の電力事情を２重にサポートします。

ホットスワップしても電圧降下しない
　Serial ATA II の普及で、さらに利用価値の高まったホットスワップでも安心して使えます。
一般的な電源の場合、ホットスワップなど電源への負荷が増えると、一瞬電圧も低下してしまいます。これは、電源の管理を電流ベースでおこなっているためです。この現象で各デバイスの最低動作電圧を下回ると、システム自体がフリーズしてしまったりするのです。
TAO-530P5RZは電圧ベースで電力管理をしています。電流値の合計が変動しても電力供給に影響しません。さらに、世界各国の安全基準もパスしていて、過電流・過電圧・過熱保護回路、ショート防止回路など最善の安全保護機能を搭載しています。

Power Good機能
　Power Goodとは、Power Up Warning+Power Down Warningの両方の機能を持っているという意味の名称です。
電源ON/OFFの時にシステムに対して突然電圧をかけたり切ったりせず、事前に信号を出して電圧を移行させます。ドライブ関連のクラッシュ防止やシステムの安定動作に貢献します。
Power Goodとは、システムにかかるストレスを軽減する機能です。

内外の電磁波をシャットアウト
接続面がフラットなイージーケーブルを採用することで電磁ノイズの発生と受信を最小限に留めます。
チタンメッキフレームで電源が発生する電磁波が漏れるのを防ぎ、外部からの電磁波の影響も受け難くします。
各ケーブルをツイスト加工にして、デバイスと電源間の電磁ノイズの発生も抑えます。
コネクタ端子は金メッキプラグです。電気伝導率に優れ、接続によるノイズも軽減させます。

PC連動コンセントで周辺機器の電源管理
PC連動コンセントはパソコンの電源投入と同時に、PC連動コンセントに接続されている機器の電源もONにできる コンセントです。
パソコンの電源をOFFにすると、接続している機器への電力を遮断できるので「接続した機器の消し忘れ」がありません。
パソコンの電源を入れる前に起動しておかなければ認識されないデバイスなどを使用している場合にも有効なコンセントです。

環境にやさしいRoHS指令適合品
電子機器は、環境や人体へ悪影響のある有害物質が含まれていることが懸念されています。RoHS指令は製品の生産から廃棄・処分にいたるすべての製品のライフサイクル工程において、人の健康や環境への負荷を最小限に留めることを目的とした指令です。
TAO-530P5RZはこのRoHS指令に適合した「環境にもやさしい製品」です。