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Intel(R)の新CPU「Core 2」シリーズについて

今回のIntel新CPUは、市場・業界共に期待度が高い。
それが発表されて以来、他CPUの買い控えが激しかった程だ。
コアの名前は、Conroe。コンロ等呼ばれている。
名前からすると、mPGA479のモバイル向けCPUであるCoreの後継に思える。
しかし、Core 2はLGA775である。つまり、デスクトップ向けCPUなのである。

Coreには、デュアルコアのCoreDuo、シングルコアのCoreSoloがあるが、 Core 2は、Core 2 Duo、Core 2 Extreme共にデュアルコアである。
上記でCore 2がLGA775である事からデスクトップ向けCPUであると書いたが、 正確には必ずしもそうとは限らない。

理由は、Core 2の非常に低い発熱量と消費電力にある。
今までの高性能CPUのネックは、この2つだった。
例えばPentium Dを小さな筐体に組み込むと、すぐに熱の問題が出てしまったり、
小さな電源では電力不足になってしまったりという状況が起こってしまった。

しかし、Core 2はPentium Dの約半分の発熱・消費電力になっているので、 小さな筐体でも充分に使用可能な範囲になってくる。
また、今回の大きな特徴としては、Pentium D/XEの区分けはFSBとHyper-Threadingの有無だったが、
Core 2シリーズではHyper-Threadingには対応しない。
Core 2 Duo/XEの区分けは、クロックの違いのみのようだ。
また、同じCore2Duoでもクロックによってキャッシュ容量が違ったりもする。

気になる能力については、色々なWebサイトや雑誌で検証結果が出ているのでそちらを参照して頂くとして、
結果から言えば、予想以上の性能だ。
一部の検証では、Pentium D/XEに劣るが、そもそもCore2の方がクロックが低いのだ。
しかし、Core 2が上回る結果が出たテストもある。
発熱・消費電力が約半分になっているのに、ほぼ遜色ない性能なのだ。
これは買い控えが起きてもおかしくない。

2006/07/22現在、一部ラインナップの価格が店頭にて公開された。
最上位のCore 2 ExtremeX6800が約13万円だった。
それと同時に、Pentium 4/Dが最大50%の値下がりをした。
暴落とも言えるこの価格下落を受けて、市場はどう動くだろうか。

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