基本的には、LGA775版Pentium4を使用できるM/Bはチップセットが915/925系で、メインコネクタが24pinになっています。
誤解されがちですが、これはCPUの為ではなくPCI-Expressへの対応の為です。
PCI-Expressは今までのAGPに比べ転送速度が格段に上がっており、より高クロックのGPUが使えるようになる反面、消費電力も肥大します。
これにより、M/Bへ電力供給するケーブルに流れる電流が増え、負担が大きくなり最悪の場合ケーブルが焼ききれる等の事も想定できます。
それを回避する為に供給線を増やし、1本1本に流れる電流を少なくし、負担を減らす為に24pinに変更になっています。
なお、対応電源の規格としてはATX12Vパワーサプライデザインガイドライン-Ver2.0以降となります。
2004年9月時点でATX12Vパワーサプライ・デザインガイドライン-Ver2.0に対応または準拠した電源は少なく、 Intel純正M/Bでは、ペリフェラルコネクタを挿す事により、20pinの電源でも使用できるものもあります。
しかし、これは過渡的なものであり、今後は24pin電源を使用する事が前提になります。
20pin→24pinでの使用は、24pinに変更しなくては成らなくなった事情から考えても、無理な使用なのでお勧めできません。
※LGA775対応の電源、メインコネクタ24pin仕様の電源で、24pin→20pinの変換コネクタ、または両用コネクタの使用に関しては安心してご使用いただけます。 |