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Core i7-860とWindows7 RCで、fit をマイクロATX最強ゲームマシンにしてみました
DATE:2009/09/24
第三章
Super fit で、実際にゲームをしてみた

実際にSuper fitでオンラインゲームをやってみました。
 前回までのテストで「Super fit」なら2Dゲームはもちろん、3Dゲームも快適に遊べそうな事が分かっています。そこで、この「マイクロATX最強ゲームマシン」の実力を体感してみることにしました。
 試したゲームは、「メイプルストーリー」「ルーセントハート」「R2」「エバークエスト2」で、それぞれをWindous7 RC 32bit版と64bit版でプレイします。「メイプルストーリー」はローエンドゲームの代表として、「ルーセントハート」は1台のパソコンによる複数クライアントの起動が許可されているので、負荷テストに向いているから、「R2」は現在の無料オンラインゲームの中では最高画質のゲームだから、「エバークエスト2」は高負荷で有名な3Dオンラインゲームだからです。

でも、その前に「Super fit」でWindows7 RC版を通常使用した時の使用感などをお伝えします。
ものすごく静か!!
前回のレポートでも触れましたが静かです
 今回の新しいCPU、Core i7 800番台は前評判で「Core i7 900番台よりCPUファンが小さくなったから、うるさいんじゃないか?」という噂が流れていました。しかし、そんなことはありませんでした。インターネットや文書作成などの使用であれば、リテールのCPUファンでも静かです。また、「Super fit」はシステムディスクとRAIDドライブをSSDで構成しているのでHDDの低い唸り音がまったくありません。「Super fit」にもHDDを1台搭載しているのですが、アクセスが少ないためか音が聞こえて来ないのです。
 ただ、GPUへ高い負荷が掛かると状況が一変します。高負荷の3Dゲーム起動中は、ビデオボードとCPUファンが高回転で唸りを上げます。ビデオボードのファンは3Dゲームを始めると、ターボエンジンが掛かったように高回転になり、CPUファンは徐々に回転数が上り(他のパーツの発熱による回転数の上昇か?)やがてハッキリとしたノイズを発生させるようになります。この、高負荷の3Dゲームとは、R2クラス以上のゲームを指しています。ルーセントハートクラスの3DゲームはGPUへの負荷がそれほど高くないのか、待機時よりもファンの回転数は上がるものの、酷くうるさいといった感じはありません。何にしても、この二つのノイズは改善の余地有りです。
「Super fit」の起動時間
現在レポートしている「Super fit」は「起動時に常駐ソフトを読み込む」といったタスク(作業)がほとんどありません。つまり、実際に使用する際にはもう少し起動時間が長くなると思われます。
ですが、今の「Super fit」は電源投入からデスクトップが開くまで48秒です。
消費電力一覧
起動時 MAX 169W
アイドリング時(待機時) 106W
通常使用時(ブラウジングやメールチェック、文書作成など) 114〜145W
高負荷の3Dゲームプレイ時 230W〜271W

各ゲームを最高値で設定した時の、パソコンへの負荷状況を、ベンチマークやポリゴン、エフェクトなどを元に、私の独断で数値にしてみました。ご参考ください。
サーバー状況やその他の要素(キャラクター、ストーリー、運営など)はpointに入っていません。
EverQuest II 12point
バイオハザード5 10point
モンスターハンターフロンティア オンライン 8.5point
R2 7point
ルーセントハート 5point
ファイナルファンタジーXI 4.5point
マギノビ 3.5point
メイプルストーリー 1point

Windows7 RC 32bit / 64bit ゲーム体験レポート 解像度設定:1920x1200
メイプルストーリー(MapleStory)
32/64bit 共にインストールからゲームの起動まで問題なし。
32/64bit 共に消費電力が110W程度と無負荷状態、このゲームはホームページを見るのと同じ位の能力しか必要ないようです。
32bit/64bit で、差は感じられません。
Lucent Heart
ルーセントハート(Lucent Heart)
32/64bit 共にインストールからゲームの起動まで問題なし。
32/64bit 共に描画設定をMAXにします。

32bit
6クライアント同時起動でも操作、狩、キャラクターのトレイン移動可能。
マーケット(アンティカ)でも移動が遅くなったり、自分のキャラがコマ落ち(動きがカクカクする)したりはしません。他のプレイヤー(露天)を読み込むのに多少時間はかかりますが、苦に成るほどではありません。

64bit
6クライアント同時起動でも操作はできるが、時々コマ落ちする。
キャラクターのトレイン移動が途中で切れるようになる。
マーケット(アンティカ)での操作性は32bitと変わらない。

1クライアントでも、64bitではキャラクター位置情報の延滞が起きる事がある。(他のプレイヤーが突然ワープしてくるように見えたり、併走していたプレイヤーが突然消えたりする)

このゲームは分かりやすく、32bitOS向きのゲームですね。


Reing of Revolution
R2(Reing of Revolution)
32/64bit 共にインストールからゲームの起動まで問題なし。
32/64bit 共に描画設定をMAXにします。

32/64bit 共に問題なく遊べますが、64bitの方がプレイヤーの多い、町中の移動がスムーズでした。32bitは町中でコマ落ちするようになります。
デフォルトの設定であれば、どちらも快適に遊べます。

このゲームの醍醐味である城攻めは参加していないので、その時の挙動は不明です。


エバークエスト2(EverQuest II)
32/64bit 共にインストールからゲームの起動まで問題なし。
32/64bit 共に描画設定を全てON又はHighにすると、オープニングからコマ落ちします。
デフォルトの描画設定であれば問題なく遊べますが、このゲームの醍醐味であるレイド時の状況は不明です。また、ゾーン移動に関しても初期マップは問題ありませんでした。

32/64bit での差は感じられません。

やはりCore i7-860とWindows7 RCで、fit はマイクロATX最強ゲームマシンになりました。
 快適です!、どのゲームもストレス無く遊べます。
 今回、32bitと64bitのWindows7 RCで、ゲームプレイの差を見付けようとしたのですが、状況はゲーム次第で変ってしまい、どちらがゲームに向いている、とは言えない感じです。ただ、「Super fit」なら設定次第で「32bit、64bitどちらでも快適に遊べる」という事は分かりました。
 さらに、「Super fit」SSDを使っている事も、ゲームの快適性に大きく影響していました。試しに、同じゲームをHDDにインストールしてプレイして見たところ、SSDでは快適に動いていたキャラクターが、HDDでは同じ設定で、コマ落ち状態になります。この事から、データの読み込み速度がゲームの快適度に大きく影響する事が分かります。まぁ、SSDの方がゲーム起動時間やその他の操作も快適ですけどね。

 問題点もあります。「ビデオボードに高い負荷が掛かるとウルサクなる」という事です。CPUファンは静音FANに取り替える事で解決しますが、ビデオボードはファンを交換するわけには行きません。何か解決方法を探さねばなりません。このままではゲームどころの話では無いくらいウルサイのですから。例えば、ワンランク下に落としてでも静かなビデオボードに変更するとか、ビデオボードの設定を変更するとか。とりあえず、次回以降の課題です。

 さて、「Super fit」は1TBのHDDを搭載しています。そして、BR-Dも、イージーラックも付いています。
 つまり、このままで「運動会のDVD」も作れるはず、と言うわけで次回は「Super fit」でフルHD画像の動画編集にチャレンジします。

これで、Super fit で、実際にゲームをしてみたは終了です。

32bit / 64bitゲームベンチマーク詳細
32bitの結果 64bitの結果

バイオハザード5
DX10 フルスクリーンモード
ベンチマークA
1920x1200x32bit
・全て最高値(最高画質)43.8fps 評価B
・デフォルト(標準画質)118.8fps 評価S
1280x720x32bit
・全て最高値(最高画質)59.9fps 評価B
・デフォルト(標準画質)166.8fps 評価S

ベンチマークB
1920x1200x32bit
・全て最高値(最高画質)48.3fps 評価B
・デフォルト(標準画質)93.4fps 評価S
1280x720x32bit
・全て最高値(最高画質)59.9fps 評価B
・デフォルト(標準画質)112.7fps 評価S

モンスターハンター フロンティア ベンチマーク
1920x1200x32bit
・全てON(フルスクリーン)SCORE 10898
・全てOFF(ウィンドモード)SCORE 9129
1280x720x32bit
・全てON(フルスクリーン)SCORE 22113
・全てOFF(ウィンドモード)SCORE 18334

3DMark06 スコア 17849

バイオハザード5
DX10 フルスクリーンモード
ベンチマークA
1920x1200x32bit
・全て最高値(最高画質)52.0fps 評価B
・デフォルト(標準画質)114.6fps 評価S
1280x720x32bit
・全て最高値(最高画質)59.9fps 評価B
・デフォルト(標準画質)163.1fps 評価S

ベンチマークB
1920x1200x32bit
・全て最高値(最高画質)55.0fps 評価B
・デフォルト(標準画質)94.2fps 評価S
1280x720x32bit
・全て最高値(最高画質)59.9fps 評価B
・デフォルト(標準画質)115.4fps 評価S

モンスターハンター フロンティア ベンチマーク
1920x1200x32bit
・全てON(フルスクリーン)SCORE 10718
・全てOFF(ウィンドモード)SCORE 8982
1280x720x32bit
・全てON(フルスクリーン)SCORE 21843
・全てOFF(ウィンドモード)SCORE 19072

3DMark06 スコア 17655

第四章 Super fit で、フルHDビデオカメラのビデオを編集してみた。
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このレポートは事実に基づき書かれています。ただし、同一の機材においての、動作保証や数値の再現保証をしている訳ではありません。
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